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年賀状を書く時節、年賀状のサンプル集から来年の干支はウサギ(卯)ということを知ります。そして、前年に頂いた年賀状を見ながら書くので、今年の干支がトラ(寅)だったことを思い出します。 少し前、医療崩壊が話題になっていたインターネットの医療サイトの医師限定掲示板で、「保険医は家畜だ」と銘打って、各診療科の医師を動物に喩えていました。干支の順番で、ネズミ(子):総合医、ウシ(丑):内科医、トラ(寅):外科医、ウサギ(卯):小児科医、龍(辰):病理医、ヘビ(巳):内視鏡専門医、ウマ(午):麻酔科医、ヒツジ(未):精神科医、サル(申):行政医、トリ(酉):眼科医、イヌ(戌):整形外科医、イノシシ(亥):産婦人科医でした。他に、キツネ:耳鼻科医、クマ:脳外科医、ライオン:心臓外科医、シカ:皮膚科医でした。各診療科の医師の特徴からの喩えです。
ウサギはネズミに系統的に近い種です。小児科が内科系の診療科の中にあって子どもの病気なら何でも診るゼネラリスト志向の診療科なので、小児科医は、総合医のネズミに近いウサギなのです。 何でも食べる雑食性のネズミが、肉食(手術)を止めて草食(内科系)になって足が速くなったのがウサギです。病院(動物園)では、他の診療科と比較されると、売上は少なく目立たず存在感に乏しい(おとなしくて鳴きもしない)けれども、子どもたちには好かれる(ふれあい小動物園では小さい子どもに人気)。でも、開業したら(動物園から出ると)、しぶとく生きて(野に出ると動物園や畜舎にいた時と比べて見違えるほど敏捷で走るのが速い)、ワクチンなどの保険外診療が多い(容易に野生化する)。 一見おとなしそうで可愛いけれど、実は、野生的で繁殖力旺盛です。なるほどと言いますか、小児科医院のキャラクターにはウサギが多用されています。
さて、来年はウサギ年です。株式相場の世界ではウサギ跳ねると言って、相場上昇の年とされています。岸和田市下松町で新たにあぶみ小児科クリニックを開設する私には、来年を飛躍の年にしたいという思いがあります。 私は野に放たれたウサギのような小児科開業医です。早い安い安心をモットーにしています。ウサギの如く速足で、少子高齢化や診療点数の切り下げなどの環境の悪化には、ネズミへの先祖返りで何でも食べて、ワクチンなどの安い保険外診療で生きています。ウサギの如く、優しく親しみやすくありたいと思っています。 生物で生き残るのは、強い種でもなければ、知能の高い種でもありません。環境変化に対応できた種だけが生き残れるのです。医療環境の変化にどう対応するのかとい問いへの、私なりの答えが、今度のあぶみ小児科クリニックです。
兎の登り坂(うさぎは前足が長く坂道を登るのが得意なことから、持ち前の力を発揮して物事が進むことのたとえ) これが今年の私の年賀状のタイトルです。 ウサギにあやかって一気に登りましょう!
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